頸部

耳下腺悪性腫瘍

耳下腺悪性腫瘍 悪性腫瘍は耳下腺腫瘍の20~35%を占める。2005 年WHO分類で唾液腺悪性腫瘍は23種類の組織型に分類され、さらに組織型のなかにはさまざまな悪性度を有するものがあり疾患分類は複雑である。病理組織学的悪性度は臨床的...
頸部

Warthin腫瘍

Warthin腫瘍(ワルチン腫瘍) Warthin腫瘍のほとんどは耳下腺に生じ、良性腫瘍では多形腺腫に次いで多い。充実部分と囊胞部分とが混在することの多い腫瘍である。 臨床所見 50歳以上の男性に好発し、多発性、両側性に...
頸部

基底細胞腺腫

基底細胞腺腫 basal cell adenoma 基底細胞腺腫は、導管上皮系細胞と筋上皮・基底細胞系細胞の両者からなる良性腫瘍で、古い分類では単形腺腫 (monomorphic adenoma) のなかに位置づけられていた。多形腺...
頸部

多形腺腫

多形腺腫 pleomorphic adenoma 唾液腺腫瘍の約60~70%を占める。30~60歳代に多く、男女比は1:2で女性に多い。 病理組織学的には、主として2種類の(細胞上皮性細胞と筋上皮細胞)から構成され、多彩な組織...
未分類

慢性甲状腺炎の急性増悪

慢性甲状腺炎(橋本病)の急性増悪 acute exacerbation of Hashimoto's thyroiditis 慢性甲状腺炎(橋本病)の経過中にきわめてまれに、甲状腺部の疼痛と炎症反応(発熱、赤沈亢進、CRP陽性)、放...
肝臓

劇症肝炎

劇症肝炎 fulminant hepatitis 劇症肝炎とは、肝臓の急激な広汎壊死に基づいて起こる肝不全症状である。急性肝炎発症後8 週間以内に肝性Ⅱ度以上の脳症、プロトロンビン時間40%以下といった高度の肝機能障害を呈し、予後は...
腎臓

痛風腎

痛風腎 gouty kidney 痛風腎は、痛風により増加した尿酸結晶が腎実質内に堆積して尿細管の働きを妨げる病態である。この状態が持続すると腎機能の低下を引き起こし、やがては腎不全へと進行する。また、痛風にかかると結石ができやすく...
甲状腺

慢性甲状腺炎

慢性甲状腺炎(Chronic thyroiditis) 慢性甲状腺炎は自己免疫性甲状腺疾患で、橋本病とも呼ばれ、臓器特異的な自己免疫疾患の なかで最も頻度の高い疾患である。 抗原はサイログロブリン(Tg)と甲状腺ペルオキシダー...
甲状腺

無痛性甲状腺炎

無痛性甲状腺炎 painless thyroiditis 自己免疫異常が急に増強し、甲状腺濾胞細胞の破壊が亜急性に起こり、その結果甲状腺ホルモンが血中に漏出して起きる甲状腺中毒症である。慢性甲状腺炎(橋本病)を背景とすることが多い。...
甲状腺

亜急性甲状腺炎

亜急性甲状腺炎(subacute thyroiditis) 甲状腺に何らかの原因で炎症が発生し、そのため甲状腺組織の破壊が起こり、血中への甲状腺ホルモンが一過性に漏出し甲状腺中毒症を示す病態である。病因としては流行性耳下腺炎、インフ...
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